ぜんぜんどうしてこの気持ち伝わらないね
4月22日(水)です。
言葉は通じるのに、話は通じないという。
これは、奇妙な恐ろしさだった。。
とある村では、人間の女性が、
自分の身を食物として捧げる風習がある。
その運命を迎える女性たちは、
自分が食べられて生を終えてしまうことに
理不尽な思いを抱いている。かと思いきや、
「おいしく食べてもらえるなら、
それほど名誉なことはないわ」と、
むしろ自らが食物となることに誇りすら感じている。
我々が、「そんな風習おかしい!」、
「もっと幸せな人生がある!」と、女性を説得しようとしても、
「わたし、おいしそうでしょ」、
「たらふく食べてね」と、まるで心を入れ替えない。
「こっちの世界に逃げてきなよ!」
と手を差し伸べても。女性は喜んでその身を、食物として捧げてしまう。
会話はできるけれど、
説得に聞く耳を持ってもらえない。
言葉は通じるのに、話は通じないという。
これは、奇妙な恐ろしさだった。。
同じ言葉を話しているはずなのに、
意味が伝わらない経験は誰にでもあるはず。
ちょうどホシノも、
そんなことに苦しんでいるところです。
そんなかんじで。